【アニメ】『鬼滅の刃』について語ってみる④

アニメ

「④キャラが魅力的」について

これは個別のキャラクターがとても素晴らしくて愛らしい!・・・という趣旨の話ではなくて、作品全体としての見せ方によってキャラクターの魅力を高めているということ。

「推しキャラ」のような話をしだすと好みで内容が大きくかわるので、今回は割愛します。(余談ですが善逸が一番好きです)

さて、【アニメ】『鬼滅の刃』には以下の特徴があった。

・味方キャラの個性が奥深く描かれている

・敵も味方も悩み(課題)を抱えている

・それぞれの心情が捉えやすい

 

『味方キャラの個性が奥深く描かれている」について

素晴らしい。と称賛するだけでなく、解説をしていく。まず、【アニメ】『鬼滅の刃』は主要キャラが少ないのだ。

当たり前のことだが、数が少なければ個性を分けやすい。キャラ数を多く出しすぎて制御が利かなくなる作品も多いのだ。キャラ数を抑えてそれぞれを深掘りしていくことで、個性をより濃く表現して、キャラの魅力を磨いているといえる。

さらに、キャラ数が少ないことは、主人公が頑張って成長していく系の物語と相性が良い。主人公を映しやすくなるからだ。仲間との人間関係をじっくり描くことで、パーティー単位での成長も楽しみやすくなるという点でも効果的だ。要は、長く映せるということは、作る側は表現の幅が広がり、観る側は変化していう過程を捉えやすいのだ。

ちなみに、キャラ数の多い少ないを問題視しているのではない。毎週放送のアニメはキャラ数に関係なく、ほぼ30分という枠が決まっているので、その枠の中でうまく制御できているかという点が重要なのである。キャラ数が少ないせいで内容がスカスカになったとしたら、それはそれで制御できてないといえる。

 

「敵も味方も悩み(課題)を抱えている」について

これは敵側の回想シーンが多いということである。実はこの作品、味方キャラの個性が奥深く描かれていると書いたが、敵側の個性を描く描写も多めなのだ。

敵といえば鬼ということになる。世界観でいえば鬼は絶対悪の扱いなのだが、主人公の妹も鬼なのである。主人公は自分と妹を不幸にした鬼を許せないが、その他の鬼に対しては、相手側の気持ちになって考えるような描写が見受けられた。しかも、その姿勢は主人公を中心に少しづつ広がっていくのである。

このことによって、敵味方の思惑がぶつかり合う描写がわかりやすくなり、物語の味わいを深めているといえる。鬼は鬼で悩みを多く抱えていたのだ、しかし敵なので切り伏せなければならない。鬼は敵ではあるのだが、目の前の相手に直接の恨みはない、おまけに自分の妹も鬼なのである。うーん、良い意味でもどかしい。

戦闘面での成長だけでなく、こういった心情描写での心の成長または変化を観られるのが面白いのである。しかもじっくりと。

 

「それぞれの心情が捉えやすい」について

まず一言、登場する敵の数も少ないのである。これによって主要キャラが少なく、敵も味方もそれぞれの想いを映しているので、どういった意図で話が進んでいるかがわかりやすいのである(特に戦闘パート)。敵の心情にも焦点を置くことによって、物語においてありがちな「この話要る?」の疑問を払拭している。

要は、争っている勢力それぞれの思惑がわかれば、第三者目線からだと状況を理解しやすいよねってこと。敵側をしっかり描くことも大事なのである。

 

おわりに

思ったことを書きなぐってみましたが、どうでしたでしょうか・・・。

面白い、最高だった!と直感的に作品を評価するのも、勿論良いと思いますが、何故面白いと感じたのかを論理的に並べていくことも、更なる面白さに繋がって良いと思う今日この頃。

個人的に傑作と呼ばれるものは内容ももちろんですが、作り方や見せ方も普通の作品とは違っているように感じます。

記事を書いている中で、力不足だなと感じました。もっと知識を得ることで正解に少しでも近づけたらいいなと思いました。(正解なんてあるのだろうか・・・)

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